■ストーリー■
アメリカ合衆国、終了。いまや合衆国はゾンビが徘徊するゾンビランドと化していた。
ヒキオタニートの主人公は32のルールを守りながら生き抜いていたが、ある日子供向け菓子のトゥインキーをこよなく愛するナイスガイ、通称タラハシーと出会い、更に二人の詐欺師姉妹と行動を共にすることで変化が生じていく
■感想■
大いに笑わせてもらいました。アメリカ風コメディゾンビ映画。
ゾンビでアメリカが終了のお知らせだってのに登場人物たちはタフに生きる。ちょっとばかし湿った話もありますが、基本的にはゾンビ映画が持つ終末の日的なノリはなし。
ゾンビ殺しの達人タラハシーのかっこ良さは異常。
イラついたら徹底的に八つ当たりするわトゥインキーが好きだわあまり頭が良くないわという欠点を持ちながら、その魅力は輝きを放っております。
よくある籠城型の展開ではなく、目的地に向かっての旅で映画の大半が消費されます。
登場人物は、ゾンビランドと化したアメリカでそれぞれのやり方を貫いて生き残ってきた猛者なので、映画内ではほとんどゾンビに追い詰められる展開がなく、それぞれが持つ「生き残るためのルール」を如何に破るか、が描かれています。
ゾンビを抜きにすれば、ヘタレ主人公がたくましいヒロインに恋をして最後には結ばれる、という青春型の映画なんでしょうかね。
とにかく、ゾンビ映画なのになんだかそんな気が全くしないこの作品、怖くないのでホラー苦手な人でも安心して見れそうですね。
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