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Опухоль Кэтрин Фокс, ИППП ゲーム日記とか映画の感想とかなんとか

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euphoria ★★★★★

 euphoria

最速でクリアした友人から借りたのでプレイ。
感想記事を書いておきながらとんでもないことに、すべてはプレイしていない。凜音ルートと、本筋のみ。先生とリカはノータッチである。

もともと実用性のみ期待して借りていたから、好みでないキャラクターはやる気がなかったのだ。そもそも感想すら書く気がなかった。だが、本筋のストーリーがすばらしいので感想を書くことにした。


■ストーリー■
目を覚ますと知らない場所。真っ白な部屋の中。そこには主人公と、5人の顔見知りの女がいた。突如人間味のない合成音声で「ゲーム」の内容が語られる。それは、脱出するために、ゲーム主催者側の指定した方法で女を犯すという内容だった……


■感想■
エロゲですけど、エロ内容の感想を書きたかったわけはないのでそこは軽くしか書きません。

絵がとてもきれいですから、実用性を頼りに買おうとしているならば、考え直した方がよいでしょう。

確かに絵はきれいではありますが、内容がノーマルとはかけ離れすぎていて、私はとても「実用」できませんでした。もっと直接的にプレイ内容が書いてあるサイトにいって、どんな内容のエロシーンがあるのかを確認した方がいいでしょう。


さてストーリーですが、話が進んでいくと、最初は、「このゲームはこんな感じの内容なんだろう」といった予測が裏切られていきます。

サイトなどに書いてある「ストーリー」を読むと、いつの間にか連れてこられた不幸な被害者たちが、閉鎖された空間で残酷なゲームに参加させられる……というCUBEやらSAWみたいなおきまりのゲームに見えますが、それはこの話の一部に過ぎません。
もっと残酷で、そして悲しいことが、この話の裏に隠されています。

まったくそんな気はなかったのに、最後には泣いてしまいました。鬱ゲー嫌い、という人のために言っておきますと、救いのあることもあります。

ネタバレできないので抽象的にしかいえませんが、ある意味、「操心術」に似ている部分があります。

ネタバレせずに語れるストーリーはこのくらいですかね。

キャラクターは、合歓がお気に入り。
まー合歓と叶はストーリーの中心人物ですから、魅力的なことは当然と言えば当然なのですがね。

ただまあ、ストーリーを終えた後は、感情移入が激しくて本当に彼女たちのシーンを「使えなく」なります(笑)
まあ感情移入しなくてもハードすぎて使えないんですけどね。


そんなにエロゲをやってない私がほかのエロゲと比較するのはおこがましいところですが、クラナドやらAirのような、「お優しい」ゲームにはできない内容を、このeuphoriaはやってくれます。
インモラルハードコアとはげに恐ろしきものなり……

残酷描写が平気な方であるなら、やってみる価値は十分にあります。

拍手[4回]

 ■ネタバレ感想■




「es」みたいな閉鎖された状態から主人公の心理がどんどん変化していく様を見ていくストーリーかと思ったら、救出シーンでまんま「SAW」になり、地上に出ると「バトル・ロワイアル」のノリになり、世界観は「マトリックス」っぽくなるが、結局は王道の「ボーイ・ミーツ・ガール?」なのがこのゲームです。
だが王道は嫌いじゃない。むしろハッピーに終わってくれてよかった。

自身の中に存在する獣を、押さえ込もうと葛藤する主人公の心理描写と、後半の異様な世界がメインであるからなのか、「SAW」っぽい部分は非常にソフトでした。

水没しそうなターゲットを助けるために電撃レバーでビリビリしながらがんばる。
自動投げナイフ機の攻撃をかいくぐってボタンを押す
ギロチンの落下を防ぐために有刺鉄線をひもをひっぱる
爆弾(よくSAWでも使われていたクギ入りのもの)の爆破を回避するために暗号解読か自分たちの肉体を破壊
インディー・ジョーンズ風プレス死を回避するために誰かを殴って気絶させる


うん、ぬるい! ここがメインじゃないからいいけど。

本筋の話、合歓ルートと叶ルート、そんでTRUEルートの話のことですが、ちょっと矛盾してる?

私自身、整理しきれていないので整理しながら書いてみます。
まずは各キャラクターの目的・状態

恵ちゃん:哀れ主人公。
・幼少のころ洞窟で過ごしていたとき合歓と出会う。
・学園に合歓が転校してから、過去を思い出して行動を共に。
・学園支配組織による、学園を使用した「デス・ゲーム」に参加。
・デスゲームで叶が黒幕だと気づくが、合歓をかばって重傷。
・その後、「地下ゲーム」に参加。
・デスゲームでは、黒幕っぽい合歓を最後のところまで追い詰めた? というカルト集団所属の友人からの情報
・合歓ルートでは合歓を屈服させようとするも失敗。合歓を殺すこともできず死亡?
・叶ルートでは叶を鍵穴選択してしまう。「残虐エンド」では獣性を解き放ち、叶を殺害。学園支配者側(おそらくこの状況を見ていた現実世界の叶)によって支配者権限を与えられる。合歓を殺さずにペットに→現実世界の叶の 計画通り……?
・叶ルートのほかのBADだと、合歓を殺すことに成功。現実世界にもどってくる。が、あんまりな状況に楽な方に流れてしまう。
・TRUEルートだと、合歓と楽園に行くのを拒否し、奪還宣言。結果、奪還。


合歓:ノリノリ演技
・楽園プロジェクトの生態パーツの交換品。コアになれる人。
・小さい頃恵ちゃんに会う。以後、彼を支えに生きる。
・楽園プロジェクトのためのコアパーツになるためには、現実に絶望しきり、楽園から帰りたくないと願うことが必要。そのため、学園支配組織によってこの世の地獄を見せられ続ける。
・学園に「転校」させられ、恵ちゃんとの生活がスタート。つかの間の幸せ。
・デスゲーム開始。結果、恵ちゃん重傷。それに絶望して叶の 計画通り……
・叶に恵ちゃんの助命嘆願をしたため、「賭け」に。→なんでわざわざ叶がそんなことを?
・賭け内容は、地下ゲームを行い、記憶を消去した恵ちゃんに、「殺されること」
・賭けに勝ち、「あなたと……接続したい……」状況。→TRUEエンドだと、恵ちゃん「だが断る」
・TRUEエンドではその後叶によって消息不明。恵ちゃんと接続したことで、精神が不安定になったため、記憶を消去?
・再開。やったね!


叶:ノリノリ演技02。ツンデレ。
・幼なじみでもなんでもねえ。
・優秀なプログラマー
・合歓を絶望させることに成功するも、どういうわけか彼女と賭けを始める。賭けをする意味は?
・主人公のことが嫌いらしいが、記憶操作の果てに楽な選択肢を選ぼうとせず、苦しい選択ばかりをする主人公になんらかの感情を持つ?
・主人公と合歓を接続させるが、これは上層部にとって不本意なこと。接続させたのは賭けに負けたから? 守る義理はなさそうだが。
・TRUEエンドでは逃走。主人公にてがかりを残したせいで足がつき死亡。カワイソス。


こんな感じでしょうか。
デスゲームで恵ちゃんが合歓を追い詰めた、というのは、リアル叶がそういう風な設定にしたからでしょうかね? まあかなーりデスゲームの内容についてはいじられてましたし。

叶が賭けにのった理由がわからんのです。だって負けたら恵ちゃん生きてるから合歓が現実に絶望することもなかったんじゃ?

難解すなあ。

凜音さんは、私の中では「それゆけ邪気眼さん」というあだ名になっております。
頭痛を初めて見たときはあんまり邪気眼っぽくて思わず笑ってしまいました。

だが進んでいくとどんどん病んでいく。おーこわ。

叶ルートになると恵ちゃんが不憫で不憫で仕方がなかったです。叶にいいように操作されてるし。
楽園プロジェクトの、多幸感のある夢の世界というものが、マトリックスにしか思えなかったので、「この後恵ちゃんは記憶をいじられて好き放題される状態から覚醒して、ネオっぽくなるんだろうな」と勝手に思ってました。

今日一日で一気にやったから、ちょっと頭がぼーっとしてます。
いやでも面白かったですよ。
もうちょっと時間を置いてから、冷静にいろいろと考えることにします。




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無題
地下ゲームは「現実」ですよ
NONAME 2012/11/30(Fri)18:27:37 編集
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