■ストーリー■
NYでがんの特効薬から突然変異ウイルスが発生。世界人口の九割を死に至らしめた。
のこりの一割はウイルスに耐性があったが、1200万人の人間が正常なまま生き残れたが、のこりはダーク・シーカーという、要するにゾンビっぽいものに変化した。
主人公のロバートは、人間のいなくなったNYに犬とともに残り、孤独な生活を1000日t間も続けていた。
科学者である彼は、ゾンビ化した人間を元に戻す薬の開発を行っていた。
■感想■
宣伝費なども含め、非常にお金をかけたゾンビ映画、といった感じです。
公開前の予告編ではいっさいウイルスやらゾンビっぽいものの存在が映されなかったので、ホラー(っぽい)と思わずに見た日本人もいるかもしれません。
内容は、ホラーとしては最低レベルです。そもそもゾンビ映画は霊的存在を扱うホラー映画とは違う楽しみ方をするホラー映画だと思うのですが、この映画はゾンビの見た目も中途半端だし、襲撃シーンも中途半端。正直、ゾンビ映画を見るなら他のものを見た方がいいでしょうね。
他のゾンビ映画との違いはゾンビの性質で、まず「走る」ということ。爽快に走ります。さらに単体の戦闘能力も高いです。どうやら人間を遙かに超える膂力を有しているようです。
さらにもう一点、他のゾンビとの違いがあるのですが、これはネタバレになるので話さずにおきます。
ただ、このゾンビの特殊な性質が、エンディングに非常に大きく絡んでくるというのに、どうやら劇場公開版では違うバカなエンディングに変えられているようです。非公開エンディングのほうが、ゾンビの性質を生かしきっており、より深い終わり方となっています。
といっても、非公開のほうの終わり方も大したことはなく、正直ミスマッチだと感じました。原作のほうが面白い、という話なので、今度はそっちも読んでみようかと思います。
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