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Опухоль Кэтрин Фокс, ИППП ゲーム日記とか映画の感想とかなんとか

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SAW ザ・ファイナル

ついに完結!

■ストーリー■なんとか生き延びたホフマンは、ジルに対する復讐を決意。FBIの捜査から逃れつつも、ジル殺害を企てる。一方、ジグソウファミリーの犠牲者として本を出版したことで有名になったボビーが、今回のメインターゲットとなる。彼には秘密があるようだが……


■感想■
物語は、イカレ殺人鬼ジグソウと、伏線未回収という引き延ばし手法によるSAWシリーズの商業的大成功の始まりとなる作品、SAW1の直後から始まります。

完結編ということもあってか、少しでも客を動員しようと流行の3Dを採用しています。正直、まったく3Dにする必要は無い内容でした。個人的な意見ですが、私が子供の時に一時期3Dが流行った時期があって、そのせいで最近の3Dの流行は子供だましとしか思えないのです。

今回のゲームは、恐らくジョン以外の人間が仕掛けたゲームだからなのか、それとも3Dだからなのか、いつもとちょっと趣向が変わった内容になっています。きっとホフマンは先端好きなのでしょう。

ストーリーは今回はシリーズ最悪でしょう。3Dにかまけてストーリーをよく練らなかったんではないかと。完結という割には完結していない気がします。ホフマンとジルの結末には 一 応 オチはついているのですが、メインターゲットの方は期待しない方が良いです。
なんだか、エヴァンゲリオン旧劇場版を見ているみたいでした。「とりあえず殺しとけ」、というノリで物語りは進んでいきます。収拾がつかなくなったらキャラクターを殺しまくるってのは日米共通のようです。

今作は、シリーズのファンなら見てもいいでしょうね。ファンの人達もいい加減完結して欲しいでしょうし。ゲームの内容については、趣向こそ変わったものの、十分楽しめる内容だと思いますから、それ目当てで視聴するのも良いでしょう。

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 ■ネタバレ感想■
オープニングのゴードンを見て、一発でああコイツが今回のキーパーソンなんだな。と思ったら黒幕だったよ! もっと捻ろうよ! オチ付ける気ないだろ!

と、見終わった誰もが思うことを代弁してみました。酷い。ただその一言。1で出てきた人間がオープニングで搭乗して、あげく途中には黒幕っぽいキャラクターになってたら、誰だって「コイツ黒幕じゃね?」って思いますよ。それを驚くべき方向で裏切ってくれるか、少なくとも驚かせようと思って失敗するかと思ってたら、予想の遙か下を通る形で裏切ってくれました。

自分の脚を焼くゴードンを見て、ロイ・マスタングを思い出した人も少なくないはず。それにしても、ゴードンは1のときのゲームルールを果たしてないのに生き残ってたことには突っ込まないんですねジョンは。やはりコイツの基準がわからん。

今回のお気に入りゲームは、「ピタゴラスイッチ・カー」でしょうかね。レイシストの白人とそのお仲間が犠牲者ですけど、見事なピタゴラスイッチ。時間が経つと車を浮かせているジャッキが外れ、車が落下して白人の彼女が死亡→着地と同時に車が前進開始し、車の後方に鎖で車と繋がれていた男が千切れて死亡→車の正面にいる男に車が突っ込み男が死亡→扉を破って外に出た車が、他の車に激突。衝突の衝撃でシートに固定されていた男は体中びりびりと千切れながらフロントガラスからダイブして死亡。 見事。

ただ冒頭のゲームはダメでしたねー。もしかするとホフマンでなくゴードンが仕掛けたゲームなのかもしれませんが、キチガイはキチガイなりに社会を正そうとしていたジグソウが、痴情のもつれ解決人に成り下がってしまいました。おまけにショーウインドウの中に設置って、お前……

あとは「目隠し綱渡り」も、冷めました。安全圏からゲームを眺める視聴者からすれば、とくにグロ展開になるわけでもないあのゲームは、やかましく泣きわめく被害者が滑稽に見えてきますし、時間が経つとうざったくなってしまいますから。

●REC2にしろこれにしろ、突入してくる特殊部隊ほど弱いものはありませんね。戦争映画で出てきそうな、機械仕掛けの機銃には笑いました。ホフマンはどうも攻撃的ですね。
今回はホフマンがわりと頑張りました。前作で醜態を晒しまくったホフマンくんは、名誉挽回とばかりに頑張ります。他の場所に警察官を陽動しておいて、自らは死体袋に入って警察署に潜入。動画を送る際はしっかりプロキシーを何重にも挿してから送っています。串使えたんだね類人猿!

結果、見事ジル殺害に成功。やったねホフちゃん! しっかり殺人ヘッドギアを使って意趣返しも果たしています。

ジルはジョンに愛されていましたから、最終的に生き残ると思ったんですけどねー。前作当たりからこのジグソウ事件に積極的に関わるようになって、彼女も映画の強引な終結に付き合わされた感じですね。「どんな状況になっても君だけには逃げ道を用意しておく」というジョンが立てたフラグはバッキバキに折られてしまいました。
もしかすると「どーせジルだけは生き残るんでしょ」っていう読みがネットに蔓延してたのかもしれませんね。それでストーリーを変更したのかも。いやただの予測ですけど。

もうSAWシリーズは続編は出さないって話ですけど、どうなんでしょうかね? 結局ジョン一家のお家騒動は、アマンダとホフマンが倒れてゴードンが後継者となることで解決したんでしょうけど、それはつまりこれからもゲームは続くって事でしょうから。

前作まではこの映画シリーズにおける「神」だったジョンが、今作では守るはずだったジルを死なせてしまうことで神ではなくなったように思えます。
とすると、「SAWシリーズ」は完結しても、ジョンからもお墨付きを頂いた「新SAWの神」ゴードン・ジグソウを主軸にした別シリーズが始まるのかもしれませんね。こりゃ詐欺だ。
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