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thinker -reprise- 考察2

では続きを。

拍手[24回]

さて、新歌詞の訳です。
これは、テルミドールの歌ではないかな、と思うのです。
いや、私がテルミドール好きだからこんなこと言ってるってのもあるんですけど、歌詞の感じから彼が思いつくんです。

既存の歌詞①②は、汚染され、宇宙への道もアサルトセルで閉ざされた人類を憂う「思想家」であることを自負しています。

彼の理念「クローズプラン」を成就させるためには、人類は多大な出血を伴わなければなりません。
そのため、彼は「目的のためなら手段を選ばない」というマキアベリズムの持ち主であると感じます。
ですが、マキアベリが共和制を志向しながらもイタリアの現状を憂いて倫理に反する指導者を是としたように、テルミドールもこんな「極端な方法」は取りたくなかったのではないかと思うのです。
だが、世界の現状はそれを許さなかった。

そのため、③④の歌詞で「倫理に反する行動を起こしてしまうような、射手である」と語っているのではないでしょうか。

⑤⑥の歌詞、「agitate」など彼のためにあるような単語ですね。
彼は自らを「最悪の反動勢力」としています。
革命を煽動し、そして世界中から恐怖と憎悪を向けられることを⑤の歌詞で表現しています。

彼は自らが革命の指導者であり最強のリンクスであることを自負し、「feel it in the will」としています。
マキアベリと絡めるなら、「it」は幸福の女神である「フォルトゥナ」、そして「will」とはまさに人間の自由意志、「ヴィルトゥ」でしょうね。
君主論を完全に読んだわけじゃないので知識が中途半端ですが、人間の意志で宿命を壊してみせる、という意志を持っているなら彼らしいかと。

⑦の歌詞は、企業連ルートでアルテリア・クラニアムに現れた主人公への問いかけであり、

「これほどの覚悟と実力を持つ私に、企業の犬(主人公)如きが対等に話せるとでも?」

という侮蔑の歌詞なのではないでしょうか。
「deap-sea」が迷いどころですが、ここでは「地上」ないし「地上(の現状・問題)」でしょうかね。

企業のワン公如きがこの問題で私と議論をぶつつもりか? って感じかな。

さていよいよ新歌詞です。

R①は、本来なら人類を救うレイレナードの天才リンクスとして脚光を浴びるはずだったのに、そこから落ちぶれたことを指しています。

R②が難しいです。まず直訳も悩みましたので。

round and round で「ぐるぐる回る」です。
これは、「企業やオルカの間をぐるぐる回る」ということか「戦場から戦場をぐるぐる回る」なのか、どちらかだと思います。
そして「push it on」 これが難しい。
私は「危険を冒し続ける」ではないかと思います。
ぐるぐる回るのは、どちらの意味も考えられますが意訳のときに綺麗なりそうな後者を使用するとして、

「戦場から戦場を渡り歩き死線をくぐり続ける」

という感じでしょうか。

R③も悩みどころで、
「太陽への道を彷徨い続ける」
が直訳で良いと思うのですが、その意味は

「アンサングという『影』を駆り、太陽=宇宙への道を切り開くために彷徨い続ける」
「オルカとして日の目を見るためにオーメルで企業の犬となって働き続ける」

の二つが考えつきました。
ですが、「太陽」とアンサングの「称えられない」「影の」という意味とマッチするので前者を使用します。

「宇宙への道を切り拓くために影として彷徨い続けてきた」

このような感じかな。

R④は影ですから当然その姿を知る人間は誰もいない、ってことでしょう。

R⑤以降は、クラニアムで斃れ、主人公に語っている状況だと推測します。逆に上の文章はクラニアムで対峙した主人公に語りかけているのだと思います。

R⑤は直訳すると「私はよく眠っている」となります。
普通に考えると眠ってる最中なのにそんなこと言えるはずもないので、何かを暗示しているのでしょう。

物事を論理的に思考するには、頭が覚醒していないとダメです。当然、眠った状態ではそれは不可能でしょう。
ここでいう「眠り」は、その直後の歌詞も一緒に考えるとわかりそうです。

R⑥は「もはや『それ』を考えることもない」という直訳です。
「it」は、「フォルトゥナ=現状」とすると、テルミドールは世界の現状について考えなくなる、ということです。

つまり、ここの眠りは彼の死、理想の挫折を意味しているのではないでしょうか。
亡くなることを「永眠」と言いますし。

ですのでR⑤⑥は、

「私は深い眠りに就いている。もはや世界を憂うことも無いだろう」

という意味でしょう。

R⑦は、日の出=クローズプラン成功であり、「黄金の時代」の幕開け、といった意味なのではないでしょうか。
R⑦は、

「なあ、私は人類を救いたかったんだ」

という意味とします。

さて既存の歌詞に戻りますね。
⑧の「deap-sea fish」は揺り籠に揺られる人類、それらから最悪の反動勢力を鎮圧したとして称えられる主人公、それを言っています。

⑨の、「全てはお前の考えた通りだ」

というのは、テルミドールの皮肉なのではないかと。
クローズプランを妨害して、クレイドルを守ろうとする主人公達は、彼から言わせれば「惰弱な発想」の持ち主であるわけです。
その惰弱な発想の通り、クレイドルは維持され人類は大きな犠牲を払うこともないでしょう。ただし人類はゆっくりと壊死していく。ということを言いたかったのでは。

「全てはお前の思い通り。そして人類は壊死する」
もしくは
「お前の思い通り、全ての人類は壊死する」
とかでしょうかね。ここは意訳が強くなってしまいますが。

⑩⑪はどうでしょうか?
「out of space」を文字通り「宇宙の外」とするなら、「someone」は斃れていったオルカの戦士達のことでしょうか?
戦いに負けたテルミドールが仲間の元に向かうために、この地上から飛び立っていく、という感じですかね。

もしくは、「out of space」を地球の外、つまり宇宙として、「someone waits」は、「繁栄が待つ」としたら?
「地球の外に繁栄が待っているとき」 となりますね。

メルツェルが言う「黄金の時代」に到達するには、宇宙という新たなフロンティア獲得が不可欠ということでしょう。
そして⑪の「they」は、新たな革命家、「played for out」するために戦う次の革命家のことを指しているのだと思います。

「地上の外、宇宙に繁栄が待ち受けているなら、革命家達はそこへ向かうために戦うだろう

という意味かな、と思います。

よくある敵キャラの、「気をつけろ。私を倒しても第二、第三の私が……」のくだりと同じですねw

では、意訳をしてみたいと思います


 I'm a thinker  
  私は「思想家」だ

 I could break it down  
  神だって殺せる

 I'm a shooter  
  私は「戦士」だ

 a drastic baby  
  結局は殺すだけ


 agitate and jump out  
  煽動し畏怖され

 feel it in the will  
  意志で宿命を断つ

 can you talk about deep-sea with me  
  その私と何を語るつもりか



R① highway to down and out  
   影に落ち

R② push it on,round and round  
   死線を潜り続け

R③ straying the way to the sun  
   繁栄のために彷徨い続けてきた

R④ no man know me.  
   讃えられぬまま


R⑤ I'm sleeping well  
   眠りに落ちていく

R⑥ no thinking it anymore  
   もう宿命と向き合うこともない

R⑦ hey,I want to see the rising sun  
   なあ、人類を救いたかったんだ



 the deep-sea fish loves you forever  
  お前は英雄になるだろう

 all are as your thinking over  
  お前の行いで人は壊死する

 out of space,when someone waits there  
  だが宇宙に繁栄が約束されているなら

 sound of jet,they played for out   
  勝ち取るために次の戦いが始まるだろう



こんな感じでしょうか。
考察とは言え、矛盾が生じている部分もあるでしょうし、他の解釈も十分出来ると思います。

でも、テルミドール好きとしては満足しております。

最後に、直訳を綺麗に直して終わろうかと思います。
直訳も大事よね!



 I'm a thinker  
  私は思想家だ

 I could break it down  
  「それ」だって殺すことが出来る

 I'm a shooter  
  私は射手だ

 a drastic baby  
  極端な赤子だ


 agitate and jump out  
  動き、飛び回り

 feel it in the will  
  「それ」を意志の内に感じた

 can you talk about deep-sea with me  
  お前は私と深海について話せるのか



R① highway to down and out  
   ハイ・ウェイから落ちぶれ

R② push it on,round and round  
   ぐるぐる回って危険を冒し続け

R③ straying the way to the sun  
   太陽への道を彷徨い続ける

R④ no man know me.  
   誰も私を知らない


R⑤ I'm sleeping well  
   眠りに落ちていく

R⑥ no thinking it anymore  
   これ以上「それ」を考えることはない

R⑦ hey,I want to see the rising sun  
   なあ、日の出が見たかったんだ



 the deep-sea fish loves you forever  
  深海魚はお前を永遠に愛する。

 all are as your thinking over  
  全てはお前の考えた通りだった。

 out of space,when someone waits there  
  領域の外、誰かがそこで待っているとき

 sound of jet,they played for out   
  ジェットの音、それは彼らが抜け出すためにさせている


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