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Опухоль Кэтрин Фокс, ИППП ゲーム日記とか映画の感想とかなんとか

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REC/レック3 ★☆☆☆☆

■ストーリー■
美人の妻と迎えた結婚式、多くの親類縁者を呼び寄せて盛大に行われた式は二次会へと移る。だが、病院で犬に噛まれたと言っていた主人公の叔父の様子が急変する……


■感想■
ハリウッドリメイク版以外は見ている●RECシリーズの最新作です。今回は結婚式が舞台。時間設定は1と同時のようです。

見る前から、「場所が結婚式場」「『愛の物語』などという駄作の代名詞と言えるキャッチフレーズ」「劇場公開に伴い1000円で見れるという価格設定」から、駄作なのではないかと思っていましたが、シリーズのファンなので劇場に足を運びました。

感想は、酷い。

盛り上がる結婚式が一転して地獄絵図と化す、その場面が●RECシリーズとしての最初で最後の見せ場です。

そこ以外は、全てB級以下、酒でも呑んでツッコミながら見るための存在でしかありません。

この映画の最大の罪は、「●REC」というタイトルを無視してしまったということです。
映画の中の登場人物が保つカメラを通して映画が構成される、というこのシリーズの最大の売りにして長所であった点は、どうでもいい結婚式の様子と、上述した数分の地獄絵図だけで終わってしまいます。

その後は何事もなかったかのように通常の映画のようなカメラワークで物語が進んでいきます。

これにはもうがっかりしました。ブレア・ウィッチ・プロジェクトが続編でがらっと作風を変えて叩かれたように、この3はもう●RECシリーズとはいえないでしょう。そこを期待している人は見ないほうがいいです。

舞台が結婚式場(正確には結婚式の二次会、大きなホールと庭園がある会場)というのも、大きく魅力を削ぎ落とす結果になってしまいました。

1、2の舞台となったアパートは、狭く汚く薄暗い空間であり、そこに正体不明の存在と成り果てた住人が襲いかかってくるという状況を手ぶれだらけのカメラ視点で構成するというのが●RECの魅力でした。ですが、だだっ広い会場ではその魅力を出すことができないようでした。

更に、3になって突如運動能力が低下した感染者にも興ざめです。アパートでは容赦無い疾走を見せていた感染者達は、今作ではのろのろと動く存在に設定が変更されています。
だだっ広い会場で感染者が全力疾走しては、あっという間に映画が終了してしまうという制作側の都合のせいでしょうが、見る側からすると……

そして『愛』というテーマ。もうそんなものは他所でやれと。恋愛映画なりなんなり、そんなものをテーマにするに相応しいものがたくさんあるというのに、敢えてこの映画でそれをやる必要は本当にあったのか?

その結果があのラストですが、もう笑えと言われているようなものでしょう。


ちょいと調べたら、監督が作風変更を決意してたみたいですね。

「今までと違う作風でファンを驚かせてみたかった」と意図を説明するプラザ監督。 「過去2作と同じことをやり続けることはナンセンスで面白くない。もし過去の『REC/レック』と同じようなモノが観たければ、DVDやBDで観ればいい わけだ」

とのことですが、駄作になってしまっては誰も見ないのでは?



とりあえず今作にはがっかりしました。4も製作中らしいですが、そっちはどのような感じになるのか。期待しておきましょう。


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■ネタバレ■


ヒロインの太もも、それがこの作品唯一の希望だった。


鏡に移った感染者がメディロスのガリガリ姿になるのにはちょっと驚きましたが、そこ以外は特になんも見所がなかったような。

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