■ストーリー■
8歳の頃から怪奇音に悩まされてきた彼女を、心配半分面白半分でビデオカメラを購入し、それで夜中録画することで事態を把握しようとする彼氏。
だが、カメラでの撮影を通じて、怪奇音に変化が現れていく。
■感想■
やったらと話題になった映画、ようやく見ました。
話題になるだけあって、なかなか怖かったです。
この映画は、最後の最後まで、なかなか直接的な恐怖を出してきません。
ただただ地味で不気味で、わけのわからない現象が起き、そしてそれがカメラに記録される。
そんな映画です。
自分たち以外だれもいないはずの家で夜中に足音がし、勝手にドアが開閉する。
割とありきたりな現象から始まる映画でありながら、正体がはっきりせず、また怪奇音の後にわざわざ室内を探索するという行動によってかなりの恐怖を味合わせてくれます。
洋画にありがちな効果音とBGMで怖がらせる「コケオドシ」は存在しません。
「何か」が鳴らす音でびっくりすることはありますが。
真相も含めて全て明らかにならないと嫌だ! という方にはオススメできませんが、そうでないなら、まあ見るモノがないときには見てもいいんじゃないでしょうか。
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■ネタバレ感想■
ミカが勇敢。
映画演出のためとはいえ、明らかに人間でないモノがいる室内をカメラ持って探索など、出来ることでは無いですねー。
だから、彼氏にはもう少し優しくしても良いんじゃないかな彼女。「役立たず」はヒドイと思うの。
室内探索は、結局何かを捉えることは無く終わります。
ですが、「何が映るのだろうか」という心情を煽ることで恐怖を演出してきますね。
結局何も映らないんだから詐欺だ、という意見もあるかもしれませんが、最後の最後の展開までそういったものを引き延ばしにして、最後のシーンの威力を高めているとも取れます。
最後のシーン、憑依されて彼氏をSATSUGAIというのは割とありきたりな展開ではありますが、直前の行動と言い前振りでもある「もう大丈夫よ」に重なる声といい、良い演出でした。
吹っ飛ばされて壁に叩き付けられるミカには思わず笑いましたけどね。
だってテニプリの波動球を思い出すんですもの。
彼女「ワイの念力は108式まであるで……」
とか言いそう。
おまけに今確認したら、その場面はテニプリ
338話「悪魔」ですって。
悪魔かよw なんとうシンクロ。
と勝手に喜んでました。
どうやら2もあるようですが、そっちでこの現象の全貌が明らかになるのかな?
まあ暇だったら見ます。
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