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Опухоль Кэтрин Фокс, ИППП ゲーム日記とか映画の感想とかなんとか

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SAW6

わーい。昨日見たからいいかなーとか思ったけど思わずSAW6を見てしまったよー。

■ストーリー■
インディジョーンズを彷彿とさせる殺し方でストラム捜査官を始末したホフマン。ご満悦でその死体を眺めながら、新たなゲームを仕掛ける毎日。ジョンの意志に従って、今度も大がかりなゲームを催す模様。だが、エリクソンらの捜査の手が段々とホフマンに近づいていく。

■感想■
今作は、シリーズで三番目の出来であった。と私は評価します。前作・前々作と世界中で酷評の嵐に巻き込まれたこのシリーズでしたが、今作で昔の勢いを少し取り戻したかもしれません。

まず殺人マシーンについては、期待して大丈夫です。今回はちゃんと悪趣味なマシーンが登場してくれます。前作でがっかりさせられた分、今回はしっかりと堪能できます。

さて内容ですが、今回は新たなゲーム、ジョンに関わった生命保険会社の人達に対して仕掛けられたゲームの内容と、追い詰められていくホフマンの二つのストーリーが同時に展開されています。
毎回毎回小難し言い回しで悪者を懲らしめるジョンですが、今回の言い分は、要約すれば、
「私に保険金出さないお前なんか死んじゃえー」
ってところです。確かに今回のメインターゲットは、悪党、と言っても差し支えないかもしれませんが、毎回毎回そういう悪党達が可哀想になってくるのがこの作品であり、ジグソウです。
今回も被害者達に無理難題をふっかけ、なんでコイツまで? というような人間達まで普通にゲームに参加させられています。正直、ジョンの判定基準がわからん。

重要なオチですが、今回は4と5の最悪のオチより遙かにマシなものになっているのでご安心を。ただ、オチに持って行くまでの展開が少し下手なところがあり、オチに気付いてしまう人も多数いると思います。オチでビックリしたい人は思考停止しながら映画を見ましょう!

さて、残念ながら完結しません。これでまた製作側が設けられますね。7に続くこと間違いなしのSAW6をよろしくお願いします。




■ネタバレ感想■
まず一言。ホフマンがバカ過ぎる。
前作のホフマンを見ると、感情的なアマンダと違って冷静であり残忍であり、能力が非常にあるように感じられたホフマンでしたが、今作を見るとそのバカっぷりとドジっ娘属性が垣間見えます。
やめときゃいいのに偶然残ったストラムの腕を使って指紋を現場に残せば「ストラムの指紋からこんな化学物質が検出されました。彼は死んでますね」とバレ、以前ジグソウに見せかけて殺した妹の元恋人の事件をほじくり返され、テープから肉声を検出され慌てて全員殺すことで証拠隠滅を図り、本当にアホですねホフマンくんは。

「アンタの脳みそは類人猿なみでしょ?」とアマンダにバカにされていましたがまさかその通りだったとは。
刑事をやっていながら、肉声を割り出される危険性を考えなかったとは、この道20年の経験が役に立たなかったようです。

今回の殺人マシーンは、一番印象に残ったのは回転木馬ですかね。毎度無理難題をふっかけてくるジョンですが、今回の「生き残る人間をメインの被害者に選択させる」というのは特に残酷で難題です。割とほかの作品にも出てくるテーマですが、殺人マシーンと組み合わさるとまさにこの世の地獄のような展開になります。
冒頭に出てきたゲームは、「自分の肉を切り取る」という部分が映画「セブン」のグリードの場合の殺人と被りましたね。ヴェニスの商人でも、ユダヤ人の金貸し屋、シャイロックは担保に主人公、アントーニオの肉を要求します。そしてSAW6で肉取りゲームの被害者達は、どうも消費者金融だかなんだかの金貸しをやってた人間のようです。
もしかすると、ヴェニスの商人のこのことをモチーフにして考えられたゲームなのかもしれませんね。

↑の非ネタバレの感想でも書きましたが、今回はオチに持って行くまでの展開がダメでしたねー。
最初から監禁されている母子が、今回のメインターゲットの家族と思い込ませるためのミスリードが、うまく出来ていませんでしたね。
ここまでシリーズ化されると、もう毎回恒例のことなので、視聴者も「必ずオチがある」と判断していますから、安易なミスリードを仕込むと逆に見破られる危険性が高いのでしょうね。
「あー、この母子、『父親の件』とか臭わせてるけどカメラに写ってるメインターゲットのことを父親とは言ってないなー。もしかしたらミスリードさせるつもりかな?」
と思っていたら案の定そうでした。序盤に明らかにメインターゲットに恨みを持ちながら消えていった心臓病の男のフラグが、しっかり回収されていましたね。最初の伏線を最後に回収するというベタベタな展開がオチバレに繋がっています。
でも、オチの内容自体は良いモノでしたね。自分が冷酷に見捨てた男の家族が、最後に自分に復讐する。しかもジョン印のとびっきり悪趣味な仕掛けで。

そして同時にジルに処分されかかるホフマンくん。なんだジルさん、あんたジョンの方針に反対みたいな態度を取っておきながら結局ノリノリじゃあないですか。
でもそこは類人猿ホフマン、脳筋パワーを見せつけ遂に殺人ヘッドギアを解除。勝利の雄叫びを上げて映画終了となります。
これも、
アマンダ「あんたのテストはないの?」
ジョンのテープ「自分だけ試されずに済むと思うなよー」
という親切なネタバレ伏線のおかげで、視聴者に、「あ、ホフマン死んだな」と理解させます。なんでこんなバレバレの伏線を張ったんだろう。
でもまあ、筋力で生き残りますからそこは視聴者の予想を裏切ったことになりますね。

たぶん腕を折り、更に右頬をえぐられて、きっと次回作ではホフマンくんはずっと成長しているんでしょうね。ジルへの復讐に動き出すのではないかと大いに期待。
ジョンから優遇されているジルがどうなるのか、見物です。
私の予想では、この作品においての「神」であるジョンに優遇されているジルが彼の後を継ぐことになるのではないかと思っています。
まあ、きっとSAW7も見ますよ。

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SAW5

第一作で旋風を巻き起こし、その後順調に駄作路線を突き進むSAWシリーズの第五作。

個人的に、第二作が一番面白かったと思う。


■ストーリー■
錯乱する大男を射殺し、ジグソウの死体と一緒に部屋に閉じ込められたストラム捜査官。ジグソウの「進むな」という忠告を無視した彼は、捕らえられ、ゲームを仕掛けられる。機転を利かせてなんとか生き延びたストラム捜査官だったが、現場での失態を指摘され、ジグソウ事件の捜査から外されてしまう。一方、前回では黒幕だったホフマンは警部補に昇進。彼は新たなゲームを仕掛け始める。

■感想■
駄作路線を突き進んでいるとわかっていても、この作品の雰囲気が好きなので見てしまいます。廃墟と、密室。そんでもって奇っ怪な殺人マシーン。正直どんなダメラストが待っていようとも、この雰囲気を味わうためだけに視聴するのもアリでしょう。

さて今回は、6へのつなぎという側面が大きかったかと思います。というのも、怪我をしながらも執念(というより憎悪と嫉妬?)でホフマン=ジグソウという確たる証拠を掴んでやろうと躍起になって単独操作に乗り出すストラム捜査官の様子と、ジグソウとホフマンの過去話に結構な時間を取られていて、観客が楽しみにしている新たなゲームについては、なんだか物足りない感じで終わっています。

毎度私が楽しみにしている殺人マシーンも、今回はどうも不調。ジグソウからホフマンに世代交代したのが原因なんでしょうかね。
とりあえず、殺人マシーンについては、次回に期待、ということにします。

ストーリーの方は、ご都合主義のおかげで少し間抜けに見えるところがあります。とりあえずストラムはろくな上司を持っていないことだけは確かでしょう。
オチも、恐らく前作と並ぶほどの酷さです。これは酷い。

私と同じように、雰囲気が好き、という方は、視聴を検討してみるといいかもしれません。



■ネタバレ感想■
最後のオチ、あれは一体なんだったのか。ジグソウ(ホフマン?)からのメッセージ、「私を信頼することを覚えたか?」という言葉を聞けば、もう展開がわかってしまいます。
その後は予想通り言うことを聞かないストラム捜査官に変わってホフマンがガラスケースに入り、インディジョーンズでも見てるのかと錯覚するような迫り来る壁という古風な方法でストラム捜査官は処刑されます。

新たなゲームの方も、「お前らは利己的だ」「今までと同じ方法ではダメだ」などの発言から、あーもしかして5人全員で協力しないとダメなゲームになるんじゃないかなーと思ってたら予想通り、血液を提供しなければ開かない扉が出てきました。弱い。あまりにも弱すぎるぞこの展開は。

おまけにグロ路線も自重したのか中途半端。殺人マシーンが残念すぎる……
2と似たようなゲームだったのに、人数が5人と少なく、時間が無いこともあってサクサク死んでいくゲーム参加者。ゲーム内容もなんだか適当になってる気がします。

昔の殺人マシーンが懐かしくなりますね。
とりあえず、6では伏線をしっかり回収してケリを付けて欲しいところです。そして殺人マシーンへもっと力を入れるべきだと私は強く主張します。

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●REC2

ビデオ屋で借りてきました。前作は見ていないのに借りてしまった。なんでだろう。

■ストーリー■
謎のウイルスにより、完全密閉されたアパートに、SWAT隊員と科学者が突入する。現場の責任者は科学者、彼がOKを出すまで任務は完了せず外に出られない隊員達は、そこであんなことやこんなことで恐怖を味わうハメになる。しかも、科学者の男はどうも胡散臭くて、何かを隠している様子だが……

■感想■
「ウイルス性で、噛まれたりすると感染するゾンビ映画」のつもりで借りてきました。「28日後」のように、このゾンビ達は走り回ります。
もし、貴方が幽霊モノや超常現象モノのホラー映画が嫌いなら、この映画は手に取らない方が良いでしょう。ネタバレなので説明は出来ませんが、「ウイルス性で、噛まれたりすると感染するゾンビ映画」という単純な認識で借りると、そういった人は後悔することになるかもしれません。

アパート内で繰り広げられる、やたら機敏なゾンビ達とのランデブーは、スリル一杯です。狭い一本の廊下でゾンビが特攻してくる恐怖はなかなか良いモノです。
この作品は、登場人物達が持っているカメラの視点から物語りが語られています。視聴者は、自分が登場人物になったかのように錯覚できるこのカメラ視点のおかげで、カメラには写らない死角に対する恐怖を煽られることになります。この雰囲気は良かった。すっごい満足。

登場してくるゾンビさんも、なかなか粋な登場方法を取ってくる奴もいます。
私は、映画を見ている間は、先の展開がどうなるとかを、全然予測せずに見るタイプなので気にならなかったのですが、レビューサイトを見ていると、先の展開が読めた、という人も結構いるようです。
更に、前作を見ている人は、前作の方が面白かったー、という感想を漏らすことが多いようですね。勿論、この作品に満足した、という人も何人かいましたよ。

とりあえず、前作を見ていない私が言うのもなんですが、前作を見て、気に入ったなら見てみるといいんじゃないでしょうか。



■ネタバレ感想■
SWAT弱すぎワロタ。特殊部隊のことは全く詳しくないのですが、必要以上に錯乱してやられる隊員、いつまで経っても発砲しようとしない隊員、良いタイミングで弾切れを起こす隊員など、この作品においてSWAT隊員たちは完全にザクかショッカー扱いでしたね。まあ、彼らがまるでデビルメイクライのダンテよろしく無双をしても面白くないから、仕方ないんですけどね。

ウイルスが原因かと思ったら、原因は悪魔でしたー、ってのは、SWAT隊員がキレるのも無理はないと思いますね。まあ確かに最初に登場するゾンビが天井を重力に逆らって張り付きながら移動してる時点で、なにかおかしいと思いましたけど。
でも、宗教的ゾンビ映画ってのは、なかなか珍しいので、その点では面白かったと思います。荒ぶるゾンビを聖書の一節を諳んじることで宥める神父様ですが、最初の一回それをやっただけで後は全然それをやろうとしないのは何故?

なんでも西洋人からすると、悪魔ってのは格別怖い存在なんだとか。日本人からすると中二病の代名詞にしか思えないんですけど、文化の違いってやつですかねー。

最後のオチはイマイチ。やられたー、と唸るほどうまくはない。描写が怖いわけでもない。だけどしっかり続編は臭わす。そんなオチでしたね。
でも、なかなか怖かったからいいんです。廊下の先にさっきまでいなかったゾンビが仁王立ち。その後こっちに突撃ってシーンがありましたけど、ああいうのが怖いですね。個人的に、廊下の先にうつむきながら仁王立ちするってのが一番怖いです。何回か作中であったと思いますけど。
本当にあった怖いビデオかなんかで、おんなじようなやつがあってそれもすごく怖かったことを思い出しました。
ただ、悪魔に喋られると途端に怖くなくなりますね。

アパートに侵入した子供3人組のうち、部屋に閉じ込められた二人に関しては放置だったので、それが続編に繋がるのでしょうか。

こんなもんでしょうか。今回の爆笑ポイントは、口にロケット花火を押し込まれて殺されたゾンビさんです。

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